2015年8月10日(月)
お盆の期間。「ご先祖様あっての僕」。
(お線香の宣伝みたいだけどさ・・・)
若いあんちゃんの頃は絶対そんなこと考えなかったけどね。(笑)
たしかにご先祖のどなた様が欠けても現在の僕はいないのだよね。
SFでタイムトラベルものが大好きな僕は映画と同じように過去に戻って、どんな人がご先祖様なのか是非見てみたいといつも思う。
できればお話をしてみたいなとも思う。
思うに、同じ悩みをもっていたり同じような楽しみ方をしているような気もする・・・。
このところ、毎日これでもかと戦争の悲惨さを伝える番組見すぎてしまい少し気持ちが落ちてる。(平和を願う気持ちはグングン上がるけどネ)
祖父や祖母はもろに子供を戦争にとられた世代。
息子二人は戦争からかろうじて生きて帰還。よかったね~。
普段と~っても冷静沈着だった重治(しげじ)じいちゃんが戦争から帰ってきた長男を抱きしめてオイオイ大声で泣いた話はとっても有名。子供の頃よく聞いた。
へえ、重治(しげじ)じいちゃんが泣いたの?
僕はそのことだけでも、どんなに嬉しかったか想像した。
それはキクばあちゃんから何度も聞かされた話。(あ~ちょっと意地悪くネ。)
戦争が終わって次の年の春、二人で畠仕事をしていた時、遠くからボロボロの兵隊服を着た息子らしき人をみつけ重治じいちゃんは「恒夫(つねお)じゃ~!」って言って思わずクワを放り投げて飛んで行ったとさ。
しかしそのときぶん投げたクワがキクばあちゃんの足に当たってばあちゃん打撲。
本当はキクばあちゃんだって嬉しくて嬉しくて飛んで行って息子を抱いてやりたかったさ。オイオイ一緒に泣きたかったさ。
だけど痛くて動けない。違う意味で泣いたさ。(笑)
その時の感動話は、いつもキクばあちゃんの「あのクワは痛かったじゃ」となり、重治じいちゃんはその話が出るといつも下を向いて静かにしていた。
もう、重治じいちゃんもキクばあちゃんも恒夫おじさんもみんないないけれど、お盆の季節になると僕は思い出す。みんな大好きないい人達だった。
なんでこんな話に。
いや、このメガネ、昔キクばあちゃんがしてたメガネに似てるな~と思って。(笑)