おひな様ヒストリー・・・の巻き
2010年2月21日(日)
北海道の母より「おひなさま飾ったよ〜」と写メールが来ました。
ん?あ〜らびっくり。
どうやって飾ったのかしらん。
何故って、この雛段を組み立てるのは一人では無理。
実はこのおひな様が乗ってる雛段は亡父の手作りなのです。
でもね、これ最初誰かに木板の段の端っこを支えて立てていてもらわないと
絶対完成しないという、ちょ〜っと困った雛段なのです。(笑)
(今回はお茶のお稽古に来ている生徒さんに雛段を立てるのを
手伝ってもらったらしい)
昔、父が妹の初節句に買ってきたこのおひな様、最初は、お内裏様とおひな様と三人官女までだった。
(あんまり豊かじゃなかった頃なのに相当無理したね。精一杯の気持だったと思うなぁ〜。)
まあ、だから、並べるのもと〜っても簡単。
そのうち少しづつ五人囃子やら右大臣やら左大臣やらと、時代で買い足して行くのですが残念ながら元々のおひな様とのサイズが合わず、とうとう父は自作で雛段を作ることに。
(父は元々器用な人だったので棚やら本箱やらも沢山作っていました)
案外簡単だったみたいね。
ただひとつ残念なのは、このパーツを組み立てる時誰かに最初木枠を支えていてもらわないと雛段が完成しないものでした。毎年この時期になると父や母、僕や妹が雛段の木枠を持って必ずうろうろ。「そこを押さえてて!ちゃんと持ってて!あ〜倒れるっ!」とか言い合いしながら雛段を組み立てたのを覚えてます。
・・・いつかおひな様の雛段の組み立てに困る日が来るなんて・・・父は考えもしなかったのでしょう。
そんな家族達が年を重ね、また新しい家族を作り・・・。
おひな様のヒストリー。
家族の歴史ですわん。(笑)