引っ越しの思い出・・・の巻き

引っ越しの思い出・・・の巻き

2013年9月29日

久々すぎるこの頃日記。月一かよ!(スンマセ〜ン)
僕の仕事部屋から見えるんですが、どうやら近所にお引っ越しの車がきてますよ。
お天気でよかったね。雨の引っ越し大変だもん。

学生の頃の引っ越し、思い出に残ってます。もう40年くらい前。

大学生の頃、友人4人で友達の引っ越しを手伝った時のことでした。
引っ越し先は大泉学園から歩いて20分くらいだったと思う。とにかく古く、一目でお化け屋敷みたいなアパート。家賃3千円とか。当時でもバカ安。嫌な予感はたしかにしてたよね・・・。

あの頃引っ越し屋さんは勿論ありましたが学生にとっては高額。
少しでも安く自分らでやるのが主流。なんせ1970年代だからね。
借りてきたボロ軽トラ1・5tで荷物を運び込んでいる時だった。
まずい事に雨がふってきた。
急いで運び込まないと荷物が濡れると言うのでみんな大慌て。
面倒な事に彼の部屋は2階だった。
軽トラックからアパートの入口まで4人並んでソレ!ソレ!と号令をかけつつ、連携リレー。
僕は鉄の階段(錆びて全体が赤くなってたよ)の途中で荷物を受け取り上のヤツに手渡す係り。
取りあえず大急ぎで2階の廊下(波打つように歪んでた)に荷物を積み上げることに懸命だった。

そのうち、カミナリが鳴った・・・。
と、思ったのよ。
だってゴロゴロ、ミシミシって聞こえたもん・・・。

ん?
でもカミナリにしちゃなんだか音がにぶいね。
そのうち「うおお〜〜っ!!!」2階で荷物を受け取ってるヤツの悲鳴が聞こえた。
どした〜〜。
運び込み中断。
急いでみんなが錆びた階段を駆け登る。
あらららら。
あらあ。

2階の廊下入口に積んであったダンボール荷物がゆっくりと陥没し始めているのだった。
音は相変わらずゴロゴロミシミシ。
徐々にはがれる床板からは1階の下駄箱がうっすら見えてきた。

ね、これって危険?
危険だろぉ。
こりゃまずいだろ。
まずい。
まずいな。
一か所に固めすぎた荷物の重さに耐えきれず2階の廊下がゆっくり陥没しているのね。
「平均にばらせ〜〜〜。平均に〜〜〜っ」
悲鳴に近い友人の大号令が飛び、取りあえず慌ててバランスをとるように荷物を廊下に分散だよ。(これってけっこう危ない作業だった)
隙間から下がうっすら見えてるなんて怖すぎ。
その後、なんとか誤魔化しつつ、荷物をそろりそろりと部屋に入れて引っ越し終了。
ん?ここ凄いでしょ。誤魔化しつつ引っ越し終了。
はい終了。・・・・普通、引っ越しは止めるだろ!

それから3ヶ月後、彼に会ったらアパートは解体されることとなったそうな。(笑)

・・・って言うか、約3か月間彼や他の住人さんはその危険なアパートに住んでいたことになる。そのことの方が凄い。
恐ろしい経験を生かし(?)彼の卒業後の就職先はたしか建築関係の会社だった。(笑)

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